浦和論叢63号

市川ヴィヴェカ August, 2020 論文

多文化保育のコンピテンシー育成の手段として、個人的マイノリティ体験を安心・安全な場所で語りあうという体験型学習の有効性に着目しました。その結果、学生のマイノリティ体験の「語り」の傾向として、個人の努力と周りの協力でマイノリティ性を“乗り越え”、多数派の一員となる“通過点としてのマイノリティの物語”が観察されました。この観察から、日本におけるマイノリティという概念に対する理解を再検討し、多文化・多様性理解におけるナラティヴ・アプローチの可能性を論じました。

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